アンチノールを検索すると、「アンチノールに関連する検索ワード」に必ず「アンチノール 肝臓が悪くなる」というキーワードが出てきます。
・肝臓が悪いとアンチノールを飲めないの?
・アンチノールで肝臓が悪くなるの?
肝臓病の仕組みから、肝臓病とアンチノールの相性についてご説明します。
そもそも肝臓病って?
肝臓は体で一番大きく、栄養を溜める・有害物質の分解・消化液をつくる、とても忙しい臓器です。
たくさんの役割がある肝臓は、色んな影響を受けて炎症が起きやすい臓器ですが、再生能力が高いので、少しくらいの炎症であれば問題ありません。しかし慢性的に炎症が起きて修復が追い付かないとガンや肝硬変になってしまう可能性があります。
肝臓病の症状は、徐々に食欲が低下する・だるさが続くなど、シニア期のワンちゃん・ネコちゃんによく見られがちなもので、また肝臓自体に痛みの神経がないともいわれています。そのため発見が遅れてしまう場合があります。
年に一度の健康診断・血液検査が薦められる1つの病気で、血液検査の他にもエコー(超音波)検査も診断材料になりますので、必ず定期健診を受けましょう!
肝臓病になった場合は、脂肪・塩分の制限、バランスの良い食事、適切な運動など、生活環境の見直しが必要です。

「犬 アンチノール 肝臓が悪くなる」イメージはあって当たり前!

「暴飲暴食で肝臓が悪くなる」というイメージや 「脂肪肝」という言葉は、よく耳にすると思います。先ほどもご説明した通り、ワンちゃん・ネコちゃんも人間と同じく、肝臓病の場合は食事の見直しが必要不可欠だったり、肝臓に負担をかけない食生活が望ましいです。
そんな中で「脂(あぶら)のサプリメントであるアンチノールが肝臓に負担になるのではないか?」
これは当たり前な心配だと思います。
では、実際のところどうなのでしょうか?
結果、アンチノールの脂は少量だから問題なし!

結果的に言うと、適切な食事を心掛けていればアンチノールの摂取は全く問題ありません。
調べてみたところ、アンチノール1粒の脂(あぶら)の量は、ヒルズやロイヤルカナン療法食の低脂肪食 2粒程度でした。
『脂肪』と『脂肪酸』の違い|低脂肪食でも安心のアンチノール≫記事はこちらから
またアンチノールは酸化していない、とても質の高い脂を使用しているので、むしろ封を開けて時間が経ってしまっている(酸化している)フードの脂の方が問題かと思います…汗
これは私が看護師時代に、飼い主さんはほぼ知らなかったです…
療法食を食べさせていれば安心!ではなく、その後のお家での保管の方が実はもっと大切だったりします。
・フードは少ない量をこまめに買う
・空けたら小分けにして保管
・開封したらなるべく空気を抜いて保管
・冷蔵庫で保管
この点に気を付けて、保存しましょう!
吐く、下痢をしやすい子はフードの取り扱いに気を付けてみると、それだけで改善される場合もあるので、試してみて下さい。
少し話が逸れてしまいましたが、酸化防止剤(天然成分)や個包装、光を通さない外箱、冷所保存をオススメしている等、アンチノールは酸化に非常に気をつかっている製品です。
ベッツペッツHPのよくある質問にも書かれていますし、カスタマーサービスへ問い合わせても詳しく教えて頂きました。
よっぽどの状況じゃなければ、ワンちゃん、ネコちゃんの身体に入るまで品質が保たれているでしょう。( 粒をアルミシートから出して、炎天下の太陽の下で放置したりしなければ大丈夫!)
脂質は生きていくために最低限必要な量を取らないと、他の臓器に不調がでてくる場合があるので、質の良いものを選んで摂取することを心がけましょうね!!
まとめ
「犬アンチノール肝臓病が悪くなる」の解説について、いかがでしたか?
うちはもう5年近くアンチノールを飲ませていますが、愛犬愛猫は肝臓の数値はもちろん、何の問題もなく元気に過ごしています。
以前うちのダックスが急性膵炎にかかった時でもアンチノールはやめませんでしたが(フードにはかなり神経を使いました…)、回復にも全く影響ありませんでした。
「止めたら痛みが出てきてしまったので追加でアンチノールください!」という患者様も多かったです 笑
大切な家族だからこそ、気をつけてあげたい身体のこと。
特に肝臓病がある子は、口に入る瞬間の脂の質がかなり重要なポイントです!
サプリ、フード、おやつは酸化していないものを買う・買ってからも酸化させない保存をする
このことを是非覚えておいてくださいね♪
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